学生会館とは?
学生会館とは?
学生会館とは学生のみが住むことのできる寮のことをいいます。
学生会館は、「学校や自治体が運営している寮」や「間借り形式の下宿」と異なり、民間企業や個人が運営する学生寮で、寮生活とアパート・マンションでの一人暮らし双方のメリットを合わせ持った住まいです。一言で言えば学生会館は“現代版下宿”のようなイメージでしょうか。
もちろん設備やサービス、契約内容などは個々の学生会館によって異なりますが、多くの学生会館で見られる設備やサービスなどの特徴をこのサイトではを紹介していきます。
学生会館と学校の寮のちがい
学校の寮 | 学生会館 | |
寮費 | 補助あり | 補助なし |
部屋 | 2人・4人の相部屋が多い | 一人部屋 |
共用部の掃除 | 当番制 | 管理・清掃スタッフ |
門限 | あり | あり |
食事の後片付け | 当番制 | 食事スタッフ |
紹介を受ける方法 | 学校のみ | 学校・不動産会社・オーナー |
休館日 | 有り(長期休暇) | 無し |
学生会館の特徴
男子専用学生会館と女子専用学生会館
首都圏では、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都4県で約500ヶ所の学生会館があり、その多くが男子学生専用と女子学生専用とに分かれてます。女子学生会館では、男性の立ち入りが禁止されていて、お父さんや兄弟でも施設の中に入ることができません。

鉄筋コンクリート造のしっかりした建物です!
学生会館の建築構造は鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で、防音性や耐震性にも優れており、室内はカーペットまたはフローリング敷きの洋室となっています(大家さんの家や別棟の一部を間借りしての「下宿」は、多くが木造の建物で、室内も畳敷きの和室です)。建物の大きさは、10人規模のアットホームな学生会館から500人以上も入居できる大規模な学生会館まで様々。コンビニエンスストアやフィットネスルームが併設されていたり、10階建ての高層ビルタイプの学生会館も見られます。
NO相部屋、個室タイプ
学生会館の室内はワンルームタイプの一人用個室。学校の寮のように2人または4人が同じ部屋に一緒に住む相部屋タイプではないので、プライベートな空間を安心して楽しむことができます。また室内には、机・椅子・ベット・本棚・収納など生活に必要な家具が備え付けられており、入居したその日からすぐに生活ができるようになっています。

お風呂とトイレは共同
学生会館では、お風呂とトイレは館生共同で利用することになります。一日の最後は大きなお風呂にゆっくりつかって疲れを癒したいものです。また朝風呂もOK、24時間使用のできるシャワールームが設置してある学生会館もあります。もちろんここの掃除は自分達で行うことありません。清掃・管理スタッフがおこないます。
管理人さんが常駐しています
学生会館の管理人さんは会館内に住み込みで生活されている方か、オーナーさんご夫妻が兼務しています。そのため緊急時には24時間ですぐに対応してくれます。また建物の設備やサービス内容はもちろん、お店やお医者さんなど地元のことなどは誰よりも詳しく知っています。また今までにたくさんの学生のみなさんと過ごしてきた経験から悩み事の相談にのってくれたり、健康面でのアドバイスもしてくれます。急なケガや病気の時でも頼りにできる人が身近にいるのは何より心強く安心できます。
セキュリティーも万全
首都圏では、学生をターゲットとした強引な新聞勧誘や悪質な訪問販売によるトラブルが後を絶ちません。学生会館では24時間常駐の管理人さんが館内に入ろうとする不審者ををフロントでシャットアウトしてくれます。アパート・マンションでの一人暮らしなら自分の身は自分で守らなければなりません。また学生会館によってはオートロックや赤外線センサーを設置したり、警備員の巡回や機械警備システムの導入するなどセキュリティー対策に力を入れています。

入居規則と門限があります
学生会館には、食事や入浴時間など共同生活を送る上で守らなければならない規則があります。またセキュリティー上、門限を設けている会館が多く、門限時間を過ぎると館内に入ることができなくなります。
時間の管理がしっかりできればおのずと健康的でしっかりした生活リズムを刻むことができます。一人暮らしの自己管理に自信がない人にはおすすめです。
食事付学生会館
学生会館では栄養面やカロリーバランスを考えた心のこもった食事を朝夕提供してくれます。朝夕の食事があるのはありがたい限りです。一人暮らし生活での食事は外食やお弁当で済ますことが多く栄養バランスが偏りがちです。また毎日の買い物や食事の準備も大変ですよね。ただし食事の提供がない学生会館もあるので選ぶ際には注意が必要です。


